第25期女流王位就位式・祝賀会の模様

8月1日(金)、東京・日比谷の「松本楼」にて甲斐智美女流王位の就位式が執り行われました。
就位式は、主催新聞社代表の北海道新聞東京支社・佐藤剛支社長、日本将棋連盟・谷川浩司会長、日本女子プロ将棋協会・中倉宏美代表理事より挨拶があり、就位状、賞金、記念品が授与され、英文学者の柳瀬尚紀様より祝辞、甲斐女流王位の謝辞へと進みました。

主催者挨拶


北海道新聞東京支社・佐藤支社長
「甲斐女流王位は、2010年に女流王位のタイトルを獲得してから、4期タイトルを保持しすっかり女流王位戦の顔です。女流王位戦のタイトルを通算5度防衛するとクイーン王位の称号が与えられます。この称号を持つのは現在清水市代女流六段のみです。甲斐女流王位はこの栄冠を懸けて、今後タイトル防衛に挑むことになります。ファンにとってはますます楽しみになります。これからもご活躍し、将棋界を盛り上げていってください」


谷川会長

祝辞


英文学者の柳瀬様の祝辞
「女流棋界が発足して40年。40年前と今の女流棋士の立場は相当変わってきていると思います。あと40年したら男性棋士と女流棋士が同じように戦える時代が来るかもしれません。甲斐女流王位は今後アマチュアやファンにびっくりさせるような手を指してくださると確信しています。
今後の活躍をお祈りしております」

謝辞


甲斐女流王位
「昨年の女流王位戦の際、立会人の若松政和七段の『盤上には、その人が持っているものしか現れない、自分が持っているもの以上のものを出そうと思ってはいけない』というお話がとても深く心に残り、気分が高ぶったり、不安に駆られたりした時に度々思い出しました。 今回清水女流との対局を振り返ると、1つ1つの経験の積み重ねがとても勉強になりました。 最近相手の指し手の中に、攻めと受けの表面的なことだけでなく、その人のリズムや持っている性質が現れていると感じるようになりました。 私も今まではがむしゃらに将棋を指していましたが、自分自身の性格や性質もわかるようになってきました。私は、恵まれた中で将棋を指しているということに対し、感謝の気持ちを忘れずこれかも努力をしていきたいと思っています」

祝賀会は、関根紀代子女流棋士会名誉会長の乾杯で始まり、盛会のうちに終了しました。

乾杯


関根女流棋士会名誉会長


中原誠永世王位(十六世名人)と甲斐女流王位

   

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