将棋文化振興議員連盟第4回総会 新会長に山東昭子氏

 将棋文化振興議員連盟の第4回総会は3月11日、東京都千代田区の参議院議員会館で行われ、45名の参加者がありました。
 まず、2年前のこの日に起きた東日本大震災での死亡者に対して全員で黙祷を捧げました。
 会長代行の山東昭子参議院議員から開会の挨拶があり、続いて事務局長の米長晴信参議院議員から、会長の渡部恒三衆議院議員引退に伴い、山東会長代行を会長に、村上誠一郎衆議院議員を新たに副会長に、幹事長の菅義偉衆議院議員の官房長官就任に伴い、後任に原口一博衆議院議員を推挙する提案があり、大きな拍手で信任されました。
 席上、谷川浩司・日本将棋連盟会長は、阪神淡路大震災に遭った実体験について述べてから「『頑張り過ぎないで下さい』と書いた復興扇子を作りました」と話しました。さらに、復興支援への日本将棋連盟の取り組みを具体的に紹介しました。
 続いて田中寅彦・日本将棋連盟専務理事が400年間ルールの変わらない将棋の伝統、世界で唯一取った駒を使える日本将棋の独自性について語り、さらにテーブルマークこども大会の年々参加者数が増加して、昨年の東京大会では「同時に一カ所で行われた将棋の対局数ナンバーワン」で、ギネス世界記録に登録されたことを紹介しました。
 引き続き、舟橋徹・文化庁文化部芸術文化課長から文化庁の、塩見みづ枝・文部科学省初等中等教育局教育課程課長から文部科学省の将棋に対する取り組みについて、ヒアリングが行われました。舟橋氏、塩見氏には国会議員から将棋普及への熱心な質問が多数投げかけられました。
 最後に原口幹事長が「日本の誇るべき将棋を盛り上げていきましょう」と挨拶して、総会を終了しました。


左から谷川浩司会長、矢内理絵子女流四段、山東昭子・将棋文化振興議員連盟新会長、谷川治惠・日本将棋連盟理事、田中寅彦専務理事


司会進行は米長晴信事務局長


山東新会長と村上誠一郎新副会長


舟橋徹・文化庁文化部芸術文化課長


塩見みづ枝・文部科学省初等中等教育局教育課程課長


小坂憲次参議院議員


塩谷立衆議院議員


関芳弘衆議院議員

 
谷川会長


田中専務理事


原口一博新幹事長

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