第67期名人就位式の模様

 2009年7月24日(金)、東京都文京区「椿山荘」にて羽生善治名人を囲んでの『第67期名人就位式』が執り行われました。
 将棋ファンの方が多数参加され、約400名が出席した式は主催社である毎日新聞社朝比奈豊代表取締役社長、朝日新聞社秋山耿太郎代表取締役社長、日本将棋連盟米長邦雄会長、協賛社の大和証券グループ植原恵子執行役からの挨拶があり、推戴状、賞金目録、記念品の授与、祝辞へとすすみました。

祝辞は、今期名人戦七番勝負の第1局に立ち会われた塩谷立文部科学大臣からいただきました。

「感動的な名人戦だった。羽生名人にはこれからも将棋界の中心で頑張ってもらいたい。また、私個人も五段位をいただいたので、今後はしっかりと将棋の普及振興に頑張りたい。」と話された。


 その後、一般参加の中から小学校3年生の男の子が花束の贈呈、羽生名人からの謝辞があり、就位式は終了。

「郷田真隆九段とは奨励会入会も同じ、年齢も同じで、互いにしのぎを削って頑張ってきた仲なので、フルセットまで戦えて嬉しかった。また、日本の歴史的、文化的な場所で数多く対局でき、伝統はそれを重んじる多くの人たちの力で、少しずつ着実に引き継がれていくものだと強く感じたシリーズでもあった。」と今期名人戦を振り返り、来期に向かっては「一歩一歩着実に前に進んでいきたい。」と抱負を話した。


 藤田観光森本昌憲代表取締役会長の挨拶、元プロ野球選手の石井浩郎さんから乾杯のご発声があり、祝賀パーティが始まりました。

「野球界で勝負師と言われている長嶋茂雄さんの理想の勝ち方である"最後の最後にひっくり返す"形で勝った羽生名人はやはり勝負師なんだと思った。また、将棋をトップアスリートに広めれば将棋界はもっとメジャーになると思うので、私を将棋の親善大使にして下さい。頑張ります。」と熱心な将棋ファンであることが分かる一言。

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