瀬川晶司四段、フリークラスからC級2組へ昇級

 2005年に戦後初となるプロ編入試験によりプロ棋士となりました瀬川晶司四段(39歳)が、5月15日に行われた第81期棋聖戦一次予選(対中座真七段戦)に勝利いたしました。
 その結果、直近の対局が35局で23勝12敗(勝率0.657)となり、別紙「フリークラスからC級2組への昇級規定」の"良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上であること"を満たし、フリークラスからC級2組に昇級いたしました。
 フリークラスは、名人への挑戦権を争うA級からC級2組までの「順位戦」に参加しない棋士が所属するクラスで、宣言によって転出した棋士や三段リーグで2度の次点を獲得した棋士などが所属します。
 フリークラス棋士は(宣言による転出を除く)、フリークラスへの編入後10年以内、または満60歳の誕生日を迎えた年度が終了するまでにC級2組へ昇級できなければ引退となります。瀬川四段も10年以内での昇級を目指しておりました。
 尚、瀬川四段の順位戦参加は、来年度の第69期C級2組順位戦からとなります。

瀬川晶司四段のコメント
「C級2組への昇級は第一目標だったので、クリアすることができて大変うれしいです。これからが一人前の棋士としての本当の勝負だと思うので、精一杯頑張りたいと思います。昇級することができたのはファンの方々の応援のお陰です。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」
フリークラスからC級2組への昇級規定
フリークラスからC級2組への昇級規定は以下のうち一つを満たした場合です。ただし、「年間」は4月1日から翌年3月31日まで。宣言によるフリークラス転出者は除きます。
  1. 年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。(例:2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は17勝)。
  2. 良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上であること。
  3. 年間対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。ただし、同じ棋戦で同一年度に2度(当期と次期)対局のある場合も1棋戦として数える。(例:2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は30局)
  4. 全棋士参加棋戦優勝、タイトル戦挑戦。

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