王将戦は、全棋士参加の棋戦で、一次予選、二次予選のトーナメント戦と、挑戦者決定リーグ戦で構成されています。
挑戦者決定リーグ戦は予選を勝ちあがった棋士3名とシード棋士4名で行い、リーグ優勝者は王将への挑戦者となり、例年1月から3月にかけて七番勝負を行います。
主催はスポーツニッポン新聞社及び毎日新聞社です。1950年に創設され、翌1951年にタイトル戦となりました。2019年1月から始まった第69期は、イートアンド株式会社の特別協賛を得て「大阪王将杯王将戦」という棋戦名で実施しています。
王将戦の仕組み
一次予選
各ブロックの優勝者が二次予選に進出します。一次予選通過枠は毎年異なります。
二次予選
一次予選を勝ち上がった棋士と、前期挑戦者決定リーグ陥落者などによる棋士の合計18名による3ブロックのトーナメント戦です。各ブロックの優勝者が挑戦者決定リーグ戦に進出します。
挑戦者決定リーグ戦
二次予選通過者3名とシード棋士4名(前期七番勝負敗者、前期挑戦者決定リーグ残留者)の合計7人で、総当たりのリーグ戦を行います。挑戦者決定リーグ戦優勝者は、王将への挑戦権を得ることができます。
同率首位の棋士が複数出た場合は、原則として挑戦者決定リーグの順位で上位2名によるプレーオフを行います。
リーグ残留の条件
「成績上位者4名」が残留となります。勝ち星が並んだ場合は、前期挑戦者決定リーグの順位が優先されます。順位が5位の人が並んだ場合は残留者決定戦が行われます。
七番勝負
2日制で行われ、1日目は封じ手を行います。
一次予選・二次予選・挑戦者決定リーグ | 七番勝負 | |
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開催時期 | 1月~12月 | 1月~3月 |
持ち時間 | 予選:3時間 挑戦者決定リーグ:4時間 |
8時間 |
対局開始時間 | 10:00 | 9:00 |
昼食休憩 | 12:00~12:40 | 12:30~13:30 |
夕食休憩 | なし | なし |
永世称号と歴代タイトル保持者
王将を通算で10期獲得することで、永世王将の資格を得ます。現在の永世王将は、大山康晴(王将在位通算20期)と、現役の棋士では羽生善治九段(王将在位通算12期)が永世王将の資格を保持しています。
期 | 年 | 棋士名 |
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第68期 | 2018年 | 渡辺明 |
第67期 | 2017年 | 久保利明 |
第66期 | 2016年 | 久保利明 |
第65期 | 2015年 | 郷田真隆 |
第64期 | 2014年 | 郷田真隆 |
第63期 | 2013年 | 渡辺明 |
第62期 | 2012年 | 渡辺明 |
第61期 | 2011年 | 佐藤康光 |
第60期 | 2010年 | 久保利明 |
第59期 | 2009年 | 久保利明 |