31年ぶり、八大タイトルを8人で分け合う群雄割拠の状態に

昨年、叡王戦がタイトル戦に加わり、七大タイトルから八大タイトルとなった将棋界。7月17日に行われた第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第5局で、豊島将之棋聖がタイトルを獲得したことにより、八大タイトルを8人で1つずつ保持する状態になりました。


写真左から羽生善治竜王、佐藤天彦名人、高見泰地叡王、菅井竜也王位、中村太地王座、渡辺明棋王、久保利明王将、豊島将之棋聖

複数タイトル所持者がいないのは1987年以来31年ぶり。当時は王座戦で塚田泰明九段が中原誠十六世名人からタイトルを奪い、七大タイトルを7人で分け合う状態となりました。その翌月には、十段戦(竜王戦の前身)で棋王を保持していた高橋道雄九段が福崎文吾九段からタイトルを奪取し二冠となっています。

1987年10月のタイトル保持者

以来、羽生善治竜王、佐藤康光九段、谷川浩司九段、森内俊之九段、久保利明王将、渡辺明棋王らが複数のタイトルを保持していましたが、近年は若手棋士が躍進。群雄割拠の状況となりました。

2013年から2018年7月までのタイトル保持者

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