【佐々木五段のコメント】
何もかも初めての経験でした。朝、連盟スタッフの方と一緒に、タクシーで東京・将棋会館に向かうことや、100人以上の報道の方々に囲まれて駒を並べることは、ピリピリとした緊張感がありました。
対局は自分の得意な形に持っていくことができましたが、藤井四段の強さを見た手もあり、ギリギリの勝ちでした。
印象に残った手は、81分考えて指した49手目の5八玉です。
藤井四段の活躍によって将棋界が注目される中で竜王戦決勝トーナメントを戦えたことは嬉しく思います。
藤井四段とまた対局する日は、そう遠くないと感じますので、私も強くなれるよう努力していきたいです。対局を観てくださった皆様、どうもありがとうございました。
棋士 佐々木勇気