ヨーロッパ将棋選手権(ESC)・ワールドオープン将棋選手権(WOSC)2023 in ストラスブール 開催報告

 ドイツ国境に近いフランスの美しい古都ストラスブールで7月27~30日、ESC・WOSCが開催されました。大会会場は旧市街の北にある美しいパビリオン・ジョセフィーヌ。

 今回は日米を含む22カ国から130人以上の選手が参加し、過去最高記録となりました。将棋がヨーロッパでさらに人気を集めていることの証でもあり、非常に心強いシグナルでもあります。ロシアによるウクライナ攻撃でヨーロッパの一部で戦争が続いている今も、将棋には、人々を平和と理解で結びつける力があります。

 ESC・WOSCの両大会ともに、優勝したのは(敬称略)アントン・スタリケビッチ Anton Starykevich (ベラルーシ)、準優勝はトーマス・ライター Thomas Leiter (ドイツ)でした。

 日本将棋連盟からの公式派遣棋士は石川陽生七段。精力的に指導対局・棋譜分析等を提供してくださいました。また、高田尚平七段、北尾まどか女流二段、石川泰指導棋士四段の前にも、初心者から上級者まで貴重な指導の機会を求める人が絶えませんでした。

 多大なご支援をくださった日本将棋連盟、フランスの主催者・協力者、そして参加者の皆さんに感謝いたします。

 2024年のESC・WOSCはスペインのバルセロナで開催されます。日本からも多くの参加者をお待ちしています!

フランク・レーヴェカンプ ヨーロッパ将棋連盟(FESA)


会場のパビリオン・ジョセフィーヌ

 
写真左:対局の模様 写真右:石川七段による指導対局


集合写真

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