学校教育レポート

12/8(土)オリンピックパラリンピック教育の一環で中野第四中学校体育館にて全生徒270名を対象に講演会が行われました。講師は田中寅彦九段。

中野区立中野第四中学校では、以下の観点からオリパラ教育に取り組み、日本伝統文化である「将棋」の講演を行いました。
○ 違いを肯定する
「世界に様々に人がいます。人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、 政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他 の身分など...自分達と違うことを「否定」することが、差別や争いにつながります。互いに違うことを「肯定」し、認め合うこと。この東京オリンピッ クを通して、世界中の人が共に生きる社会をつくるきっかけにしようという ことを目指しています。
○ 未来へのレガシー(遺産)
もっと良い世界、良い未来をつくるため、この東京オリンピックをそのた めの「遺産」として残るような大会にしようということを目指しています。 例えば、柔道、茶道、弓道など、日本の様々な「道」を伝えることがその1 つだと考えられます。日本の「道」は、礼儀や正義、敬意、伝統的な「形」、 惻隠の情などの精神性を大切にするものです。また、「礼」を大切にするこ とも日本の「道」の特徴です。「礼に始まり礼に終わる」と言いますが、相手への敬意、感謝を忘れないという姿勢が、世界に良い影響を与えると考えられます。
田中九段の講演では、将棋の伝わった道、(地域風土のよってそれぞれの特徴があること)をお話し、日本の将棋の特徴についてと礼儀作法について講演をしました。その後、各クラス代表が将棋の所作を体験しました。

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