アマチュア将棋界で新記録 ~第43回中学生将棋名人戦~

第43回中学生将棋名人戦(主催=日本将棋連盟、協賛=大塚製薬株式会社)が平成30年7月15・16日(日・祝)に東京都中央区「綿商会館」で開催され、富山市立岩瀬中学校3年の野原未蘭(のはら・みらん)さんが優勝した。

40年を超える中学生名人戦史上、女子が優勝したのは初めてで、今後の活躍が期待される。
中学生将棋名人戦は昭和51年に第1回大会が開催され、中村修君(町田第三中学校2年=現中村修九段)が優勝して以来、屋敷伸之九段や丸山忠久九段など、現在のトップ棋士が優勝している歴史と伝統のある棋戦で、奨励会員やアマチュアのトッププレイヤーも多数輩出している。
中学生や高校生の棋戦においては奨励のため、女子の部を設けている大会も多数見られるが、男女を分けず同条件で対局する小学生名人戦や中学生名人戦では初の快挙。野原さんは昨年の女流アマ名人戦でも全国優勝を果たしている。


今回の中学生名人戦は大塚製薬株式会社の協賛である。カロリーメイトのポスターを背に記念撮影。因みに写真に映っている丸山忠久九段は第9代の中学生名人である。
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開会式。専務理事・森内俊之九段の挨拶


協賛社である大塚製薬株式会社ニュートラシューティカルズ事業部製品部長・白石耕一様のご挨拶


大会の模様。今年は214名の参加があった


ベスト8以降は16日(祝・月)に行われた


決勝戦。野原未蘭さん(富山市立岩瀬中学校3年)VS本田竜大君(津市立久居中学校3年)


第43代中学生名人となった野原未蘭さん。本大会女子選手の優勝は初である。昨年はベスト8入り、1年後に栄冠を得た


準優勝の本田竜大君。一昨年は3位だった。


左から田中宙弥君(横須賀市立浦賀中学1年)、優勝・野原未蘭さん(富山市立岩瀬中学3年)、準優勝・本田竜大君(津市立久居中学3年)、3位・宇田紫音君(川口市立領家中学3年)

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