学校教育レポート

6月5日は、國學院大學の将棋と日本文化 第7回講義は「女流棋士の世界」でした。
今回の講師は、カロリーナ・ステチェンスカ女流1級を招き、通常補助講師をお願いしている安食総子女流初段・飯野愛女流1級でした。

<江戸時代から昭和初期まで>
「おちゃっぴい はさみ将棋が たっしゃ也」という川柳やひな祭りには将棋盤、碁盤、双六の三面が飾られ嫁入り道具だった※1など興味深い話から始まった。
<昭和時代中期から女性教室まで><女流棋士の発足><女流棋戦>と、そして外国籍を持つ初の女流棋士のカロリーナ女流1級の話に進んだ。
日本文化にふれる機会がなかったポーランドの方がどのように将棋を覚えたか、どのように強くなったか。漫画「NARUTO」から入ったとの事には、「NARUTO」を読んでいる学生が多く、日本人では素通ししてします事柄に興味を持ったことにどよめいていた。将棋の勉強は定跡書が日本語で読めないので詰将棋とネット将棋、日本に初めて来て道場の認定が四段であったことにも皆驚きであった。彼女の努力は、計り知れない。

授業の最後に提出してもらうコメントペーパーには、カロリーナ女流へのエールとともに、「この話に刺激を受けて自ら率先して行動していくことの大切さを学んだ。」など学生にとって人生の根源的意義を問い直す機会となった。

※1 山本享介著「将棋文化史」より

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