第26回全国高等学校将棋竜王戦【開催報告】

 第26回を迎える「全国高等学校将棋竜王戦」の全国大会が今年も平成25年8月22日(木)~23日(金)に電気ビル共創館(福岡市)で開催されました。
 各都道府県予選を勝ち抜いた47名の代表選手、また昨年優勝者(高橋海渡さん・新潟)が卒業したため新潟県より招待選手1人、女子招待選手として「第49回全国高等学校将棋選手権大会(女子の部)」優秀成績者4名を招き、合計52名の選手たちが大会会場である「電気ビル共創館」に集結しました。


主催者挨拶 谷川浩司日本将棋連盟会長


来賓挨拶 貫 正義九州電力代表取締役会長
 「将棋は創造力、決断力、集中力を必要とする知的ゲームであると同時に、『礼に始まり礼に終わる』日本が誇る素晴らしい伝統文化であり、次世代を担う若者のみなさんにも大影響を与えるものと考え、九電グループとしても九州通信ネットワークと電気ビルがささやかながらこの大会を応援させて頂いております」


審判長・渡辺明竜王による対局開始号令


対局の模様。1日目の8月22日(木)は代表選手52名を4名1組のリーグに分け2勝通過2敗失格の予選を行った。


島根県代表の里見咲紀さん(左・出雲北陵高校2年)は招待の女子4人を除けば今回唯一の女子選手


女子招待選手・和田あきさん(右・國學院高校1年)


女子招待選手・遠山侑里さん(右・私立愛知工業大学名電高校2年)


女子招待選手・水野翠さん(左・愛知工業大学名電高校3年)


女子招待選手・水野葵さん(右・愛知工業大学名電高校1年)。対局を見守るのは貫 正義九州電力代表取締役会長


会場となった電気ビル共創館


中田功七段による指導対局


「完敗です、マンモス」豊川孝弘七段の指導対局


渡辺明竜王の指導対局


2日目の8月23日(金)は予選通過者26名によるトーナメント戦。予選敗退者26名は渡辺明竜王杯争奪戦に回る。上位2名にそれぞれ敢闘賞と努力賞が授与される。対局の様子を見守る渡辺明竜王、谷川浩司会長、中田功七段、豊川孝弘七段(右から)


準決勝1・西澤佑亮さん(福井・左)VS黒川和樹さん(愛知)


準決勝2・長森優作さん(兵庫・左)VS阿部駿弥さん(宮城)


決勝戦・黒川和樹さん(左)VS長森優作さん。谷川浩司会長立ち合いのもと行われた


別室で渡辺竜王と豊川七段による大盤解説会が行われた。


「△5四歩で先手はコマネチです」(豊川)。「今の高校生はコマネチを知らないと思いますが...」(渡辺)


熱戦の末、長森優作さん(兵庫県・甲南高校2年)が嬉しい初優勝を飾った


終局後、対局者が解説会場に呼ばれ感想戦が行われた


入賞者。左から3位・阿部駿弥さん、優勝・長森優作さん、準優勝・黒川和樹さん、3位・西澤佑亮さん。棋士と記念撮影


渡辺明竜王杯争奪戦入賞者。左より敢闘賞・山崎英幸さん君(茨城)、渡辺明竜王、努力賞・岡部寛大さん(山形)


高校竜王戦では、女子高校生への将棋普及と棋力向上を目的とし、免状を所持していない女子選手に対し初段免状を授与している、今回該当したのは女子招待選手・水野葵さん(愛知工業大学名電高校1年)。谷川浩司会長、渡辺明竜王と記念撮影

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