第70期名人戦前夜祭の模様

森内俊之名人に羽生善治二冠が挑戦する第70期名人戦七番勝負第1局の前夜祭は4月9日、東京都文京区「椿山荘」で行われました。今年は名人400年記念という節目の年であるため、今期名人戦の注目度は一層高まりました。
午後6時、会場には対局者の森内俊之名人、羽生二冠をはじめ、将棋ファンなど約500名が集まり、朝日新聞社と毎日新聞社の共催、大和証券グループの協賛で行われる名人戦を祝いました。開会は朝日新聞社の秋山耿太郎社長、毎日新聞社の朝比奈豊社長、米長邦雄会長の挨拶、大和証券株式会社の吉留真特別顧問の祝辞に始まり、来賓として平野博文文部科学大臣も駆けつけてくださりました。歴代名人の紹介に続き、中原誠十六世名人が乾杯の挨拶をしました。また、徳川家康公への十段推戴状を、米長会長が徳川宗家第18代長男の徳川家廣様に贈呈しました。歓談の途中で、今期名人戦第3局が行われる福島県いわき市より、フラガールが駆けつけ華麗な踊りを披露し、両対局者に花束を贈呈しました。両対局者が決意表明を行い、次に大内延介九段による名人400年の歴史の解説、藤田観光株式会社の森本昌憲取締役会長による中締めで前夜祭を終了しました。


写真:森内名人 「本日の名人戦第1局前夜祭にご参加いただき、ありがとうございます。将棋400年という記念の年に対局でき、大変うれしく思っています。いろいろな変化の時期を経て、ここまできたことは、とても素晴らしい。羽生さんとは初めて会ってから30年以上たち、感慨深いものがあります。将棋界の最高の舞台で指せる幸せを噛みしめながら、全力を尽くしたいと思います」


写真:挑戦者羽生二冠 「本日は本当にありがとうございます。今年は名人400年という節目に当たります。長い年月、たくさんの人々に支えられて今日があると思います。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。明日から一生懸命にやっていきたい」

 
写真左:朝日新聞社社長 秋山耿太郎 氏 写真右:毎日新聞社社長 朝比奈豊 氏

 
写真左:米長邦雄日本将棋連盟会長
写真右:大和証券株式会社特別顧問 吉留真 氏


写真左:平野博文文部科学大臣
写真右:歴代名人


写真左:中原誠十六世名人による乾杯挨拶
写真右:徳川宗家第19代 徳川家廣 氏


写真左:徳川家康公への十段推戴状贈呈
写真右:推戴状


写真左:両対局者とフラガールによる記念撮影
写真右:大内延介九段による名人400年の歴史の解説


写真:藤田観光株式会社取締役会長 森本昌憲 氏による中締め

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