大内延介九段が旭日双光章を受章

更新:2015年11月04日 09:55

大内九段_旭日双光章

 長年にわたり国家・公共のためにつくした人をたたえる平成27年「秋の叙勲」において、大内延介九段(74歳)が旭日双光章を受章いたしました。叙勲者は、将棋界では25人目になります。

大内延介九段のコメント
棋士は個性豊かな世間にない特殊な才能を持った集団、職人芸だと思っています。
棋士人生、どれか一つ印象に残っている将棋をあげるなら、中原名人と戦った名人戦、激闘9番勝負、痛恨の7一角(昭和50年第34期名人戦7局目の持将棋)。もう40年が過ぎていますが、自分では忘れようと思っても、将棋ファンには生きていて、話題にしてもらうんです。
これからの将棋界は海外普及をしなくてはいけないと、これは弟子達に託したいと思います。世界類稀な取った駒を使う面白い日本の将棋を、本格的にチェスプレイヤーを対象に世界普及をしたら、チェスより数倍面白いと興味を持ってくれるはずです。
将棋が今以上にメジャーになるにはプロ棋士の凄さをアマチュアに伝達できるようにすること。そして将棋文学が面白いと思って欲しいです。将棋ファンと密接になり、わかりやすく伝える方法を考え、関係各社とのつながりを強くすることも大切だと感じています。 引退した今でも、タイトル戦の立会や、普及の仕事で全国各地に行って将棋と接点を持ち、将棋ファンと触れ合いがあることは、大変幸せなことだと思っています。
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