「Shogi・Super‐Brain研究会」発足
- 日本将棋連盟では「Shogi・Super-Brain研究会」を発足させることとなりました。これは将棋界のみならず、世界的な脳科学者注目のものとなることを期待しております。更には、コンピュータとプロ棋士との対局という画期的なイベントも含まれるものです。
いくつかの分科会、プロジェクトチームを作る予定でおりますが、このたび同研究会の主軸として運営委員会を設置し、第1回委員会を開催する運びとなりました。また同委員会委員は下記の方々に決まりました。
【第1回「Shogi・Super-Brain研究会」運営委員会】
日時 2006年6月29日(木)14時〜16時
場所 東京・将棋会館 2階「研修室」
※委員会終了後16時から記者会見を行う予定です。
【「Shogi・Super-Brain研究会」】
座 長 伊藤 正男(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問)
運営委員 米長 邦雄(日本将棋連盟 会長)
(順不同) 松井 義雄(読売新聞東京本社 代表取締役会長)
君和田正夫(テレビ朝日 代表取締役社長)
大熊 健司(理化学研究所 理事)
松原 仁(公立はこだて未来大学システム情報科学部教授)
谷岡 一郎(大阪商業大学 学長)
【趣旨と目的】
何年かかるかはわからない。しかし将来いつかは、人間の脳の働きをすべて理解することが可能になる日が来るものと信じている。現在の我々がなすべきことは、その最終目的に向かって一歩ずつ前進することだろう。我々研究会の最終目的は、従って、人間の頭脳のメカニズムを解明すること(もしくはその目的に寄与すること)である。脳の働きを理解しようとするプロセスは、脳科学の分野のみならず、他の分野に多大な影響を与えることになるものと思われる。より具体的には、ロボット工学、医学、コンピュータ学、心理学、社会学、教育学、老人学、などが考えられるが、まだまだ多くの分野との関連があるはずである。
将棋のプロ棋士が着手を決定するプロセスの測定は、脳科学分野における興味ある研究課題である。特に高段者の思考過程を究明することは、人工知能の完成に向けて大いなる手掛かりを与える可能性がある。この点において将棋連盟は脳の研究グループに対し、実験材料となるプレイヤーの協力を基本的に了承し、今回の研究会発足となった次第である。ここにおいて我々は、より具体的、短期的な目的として、将棋棋士の思考過程を媒介とする脳の働きを可能な限り解明し、各分野への応用を試行してみたいと考えている。
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