サミット各国代表団へ将棋連盟が記念品を提供!

更新:2016年05月27日 11:05

伊勢志摩サミット記念品

 日本将棋連盟は、5月26、27の両日、三重県志摩市で開催された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の各国代表団に贈られる「サミットバッグ」の中に、将棋駒の産地として知られる山形県天童の根付と、将棋についてまとめた小冊子(英訳文付き)をセットにした記念品を提供しました。
 主要国首脳が集まるこの機会に日本の伝統文化である将棋を世界に発信したいと考え、企画しました。小冊子の内容の一例を挙げると、次の通りです。

 《将棋は日本の伝統的な頭脳競技です。常に私たち日本人の身近なところに存在し、世代を超えて親しまれてきました。
 現在でも、プロ棋士による公式タイトル戦はすべて和室で行われ、正座・着物・駒の並べ方といった対局所作など、日本古来の「和の心」を随所に感じることができます。

Shogi is a traditional Japanese strategic board-game. It is very familiar to the Japanese and is enjoyed by all generations, young and old alike.
Today professional title matches are performed in a Japanese style room. The players wear kimonos, the way they sit and the arrangement of the pieces are stipulated by tradition; the spirit of ancient Japan is omnipresent.》

 連盟の制作したこの記念品は、5月27日朝のフジテレビ「めざましテレビ」伊勢志摩サミット特集の中でも取り上げられました。

 「和の心」を大切にする対局所作と同時に、取った駒が使えるという、世界に一つの競技。そして伝統工芸品の盤駒を使うという、この三点で、日本将棋連盟は将棋のユネスコ無形文化遺産登録を目指しています。

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