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棋戦情報

順位戦について

概要

  • A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組の5クラスがあります。
  • 順位戦に参加しない「フリ―クラス」という制度があります。フリ―クラス棋士は順位戦を指しません。
  • A級の優勝者は名人に挑戦します。名人と七番勝負を行い、4勝したほうが名人になります。
  • リーグ戦形式で対戦します。クラスによって総当りの場合とそうでない場合があります。
  • 持時間は全て各6時間です。
  • 例年4月に全クラスの抽選を行います。その際に、先手・後手も決まります。
  • A級の最終戦とその一局前は一斉に行われます。B級1組以下は原則として同一クラスの対局は、同じ日に行われます。

順位・昇級・降級・降級点

  • 前期の成績を元に順位を決定します。
  • B級1組以下でリーグ優勝もしくはそれに準じる成績を挙げた場合は昇級します。
  • B級1組以下の場合、昇級に該当する成績を挙げた棋士が複数いた場合は、順位の上の棋士が昇級します。
  • A級・B級1組では、原則としてリーグの下位2名は降級します。
  • B級2組以下では、リーグ参加者の5人に1人の割合で成績下位者に降級点がつきます。降級点のつく人数は参加者が15人以上19人以下でしたら3人、20人以上24人以下でしたら4人、25人以上29人以下でしたら5人、となります。
  • 同じ成績を残した棋士の順位は、前期の順位によってきまります。降級・降級点を 決める場合も同様で、残留決定戦は行いません。

A級

  • 原則として10人の棋士による総当り戦です。
  • 順位1位は名人戦七番勝負の敗者、以下前期リーグの成績順に8位まで、9・10位はB級1組からの昇級者となります。
  • 最高成績者は名人への挑戦権を得ます。
  • 最高成績者が複数いた場合は、プレーオフを行います。
  • 最高成績者が3人以上出た場合は、順位下位の2人がプレーオフ1回戦を行い、その勝者が順位上位の棋士と対戦するという「パラマス方式」で挑戦者を決めます。なお、2位以下の順位はプレーオフの成績と関係なく、前期順位によって決まります。(参考例
  • 原則として成績下位の2名が降級します。

B級1組

  • 原則として13人の棋士による総当り戦です。
  • 原則として順位1・2位はA級からの降級者、以下成績順に11位まで、12・13位はB級2組からの昇級者となります。
  • 成績上位者2名の棋士はA級に昇級します。
  • 原則として成績下位の2名が降級します。

B級2組

  • 1人10局対局します。定員はありません。
  • 原則として順位1・2位がB級1組からの降級者となります。以下成績順、C級1組からの昇級者2名、前期降級点を取った棋士、の順になります。
  • 成績上位者2名の棋士はB級1組に昇級します。
  • 降級点を2つとるとC級1組に降級します。
  • 降級点を持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点は消えます。

C級1組

  • 1人10局対局します。定員はありません。
  • B級2組からの降級者がいる場合は順位1位から順に編入されます。以下前期の成績順、C級2組からの昇級者3名、前期降級点を取った棋士、の順になります。
  • 成績上位者2名の棋士はB級2組に昇級します。
  • 降級点を2つとるとC級2組に降級します。
  • 降級点を持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点は消えます。

C級2組

  • 1人10局対局します。定員はありません。
  • C級1組からの降級者がいる場合は順位1位から順に編入されます。以下前期の成績順、前期降級点を取った棋士、三段リーグからの昇級者の順になります。フリークラスからの昇級者がいる場合は、10月1日以前に昇級の権利を得た場合は新四段の上に、10月2日以降に昇級の権利を得た場合は、10月1日付昇段の新四段の次に編入されます。
  • 成績上位者3名の棋士はC級1組に昇級します。
  • 降級点を3つとるとフリークラスに降級します。
  • 降級点を2つ持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点が1つに減ります。ただし、一つ目の降級点は、昇級もしくは降級しない限り消えません。

休場

  • 病気などの理由で休場した棋士の順位は、「張出」となります。扱いは順位最下位となります。
  • 2期連続で休場した場合は、A級とB級1組の場合は降級します。B級2組以下の場合は降級点がつき、さらに3期連続休場となると降級します。

フリークラス

宣言によるフリークラス棋士

  • B級1組以下の棋士が順位戦終了後から年度末の間に「フリークラス宣言」をすると、「フリークラス棋士」となります。
  • 「フリークラス棋士」は順位戦を対局しません。また、一度宣言すると順位戦に復帰することはできません。
  • 順位戦以外の棋戦は対局できます。

その他のフリークラス棋士

  • C級2組の棋士が降級点を3つとるとフリークラスに降級します。
  • 三段リーグで次点を2回取った棋士はフリークラスに編入される権利を得ます。
  • 「フリークラス棋士」は順位戦を対局できません。順位戦以外の棋戦は対局できます。
  • フリークラスからC級2組への昇級規定は以下のうち一つを満たした場合です。 (※「年間」は4月1日から翌年3月31日までをさします)
    1. 年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。
      (例・2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は17勝)。
    2. 良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上
    3. 年間対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。ただし、同じ棋戦で同一年度に2度(当期と次期)対局のある場合も1棋戦として数える。
      (例・2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は30局)。
    4. 全棋士参加棋戦優勝、タイトル戦(朝日オープン将棋選手権含む)挑戦。
  • 上記の復帰規定に該当する成績を取れずに、編入後10年間(4月1日付転入・昇段の場合は満10年、10月1日付昇段の場合は10年6ヶ月)経過、もしくは満60歳の誕生日を迎えた年度が終了した場合は引退となります。

フリークラス棋士の引退規定

  • 宣言によるフリ―クラス棋士は原則として65歳、その他のフリ―クラス棋士は原則として60歳で定年となり、引退することになります。
  • その他のフリ―クラス棋士はC級2組から陥落(もしくは三段リーグ次点2回で四段昇段)後10年以内にC級2組に昇級できないと引退になります。なお、10月1日付でフリ―クラス四段に昇段した棋士の場合は、10年半以内に昇級できないと引退になります。
  • 宣言によるフリ―クラス棋士の場合、順位戦在籍可能最短年数(現在のクラスから、降級と降級点を毎年続けた場合の順位戦に在籍できる年数)に15年を加えた年数が過ぎると、引退になります。例・C級1組で降級点1つ持っている棋士の場合は19年。
  • 上記年数に達しなくても、65歳になると引退になります。
  • ただし、順位戦在籍可能最短年数の間ですと、65歳を過ぎても現役でいることができます。(例・B級2組で降級点を持っていない63歳の棋士がフリ―クラス宣言をしたら、70歳まで現役を続ける事が可能)

フリークラス棋士一覧(2016年4月1日現在)

氏名/段位 フリークラス転出・編入時期 氏名/段位 フリークラス転出・編入時期
宮田利男八段 2000/4/1(宣言) 藤倉勇樹五段 2010/4/1
森 信雄七段 2001/4/1(宣言) 小林 宏七段 2011/4/1(宣言)
伊藤博文六段 2004/4/1(宣言) 室岡克彦七段 2012/4/1(宣言)
金沢孝史五段 2005/4/1(宣言) 川上 猛六段 2013/4/1
伊藤 能六段 2006/4/1(宣言) 松本佳介六段 2013/4/1(宣言)
堀口弘治七段 2007/4/1 上野裕和五段 2013/4/1
有森浩三七段 2007/4/1(宣言) 伊奈祐介六段 2014/4/1
東 和男八段 2008/4/1(宣言) 西川慶二七段 2015/4/1
中尾敏之五段 2008/4/1 石川陽生七段 2015/4/1
田丸 昇九段 2009/4/1(宣言) 勝又清和六段 2015/4/1(宣言)
木下浩一六段 2009/4/1(宣言) 増田裕司六段 2015/4/1
高田尚平六段 2009/4/1 今泉健司四段 2015/4/1
所司和晴七段 2010/4/1(宣言) 小倉久史七段 2016/4/1
山本真也五段 2010/4/1(宣言) 佐々木大地四段 2016/4/1

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