「第３回将棋電王戦」第3局は豊島将之七段の勝利！

更新：2014年03月31日 17:10

第３回将棋電王戦（主催・株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟）五番勝負の第２局は、３月29日（土）、大阪府阿倍野区「あべのハルカス」で行われ、豊島将之七段がコンピュータソフト「ＹＳＳ」（開発者：山下宏）／将棋電王トーナメント第３位）に８３手で勝ちました。第４局は４月５日（土）に森下卓九段とツツカナ（開発者：一丸貴則／将棋電王トーナメント第２位）が小田原城（神奈川県小田原市）で対局します。

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豊島将之七段
「普段の対局とは違う緊張のある対局が終わって一息ついています。
途中で止めたのも含むと千局近くＹＳＳと指し、コンピューターは中盤・終盤が強いので　序盤が長い将棋かもしくは中盤がなく序盤からすぐに終盤になる将棋が勝つ可能性が高いと思っていました。ＹＳＳとの４ヶ月の練習将棋で自分の力があがっていく実感があったので開発者の山下さんに感謝しています」

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「ＹＳＳ」開発者の山下宏氏
「対局には負けましたがソフト・ハードとも無事に動いたのでホッとしています。
一局を通し評価値が一度もプラスにならなかったのが残念です。
豊島七段に何局も指していただき　少しでもお役に立てたならうれしく思います」

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谷川浩司日本将棋連盟会長
「主催者のドワンゴ様　協賛各社の皆様　本日はありがとうございました。
豊島七段のようなトップ棋士でも充分な研究とさらに踏み込みがないとコンピューターには勝てないという、コンピューターのレベルの高さを再認識しました。
２連敗のあとの１勝でホッとしているという事が私の立場では正直なところです。」

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森下卓九段
「豊島さんの深い研究に驚きました。ＹＳＳの本来の力が発揮されなかったことが残念におもいます。ソフトは自分自身のトレーニングに活用させていただき、ここ数年来では内容も結果も一番よい状態です。豊島七段のような用意している作戦はないので、力と力で勝負をしたいと思っています。ミスやポカが無いように気をつけたいです。」