ライタータケナカミカ
趣味:姪っ子と遊ぶ、イラスト、ゴルフ、スキューバーダイビング。
ひょんなことから将棋教室へ通い始めたばかりの、ぴよぴよ将棋初心者。現在の棋力は東京将棋会館道場15級、将棋ウォーズ28級。好きな駒は飛車。美濃囲い、中飛車戦法を好む。10歳のお子さんにこてんぱてんにされる様な私が、だいすきな将棋を初心者目線で紹介します。
ライター: タケナカミカ 更新: 2016年12月26日
こんにちは。将棋ウォーズ5級の壁にぶち当たり、達成率50%前後で一進一退を繰り広げておりますタケナカミカでございます。どげんかせんといかん!と、今回は超初心者からアマチュア高段者まで、子供から大人まで、将棋を楽しむことができるという「広尾しょうぎ教室」にお邪魔してまいりました。
子供から大人まで...子供から...? ということで精神年齢的にも棋力的にも迷わずこっちだろうと、特別に「こどもしょうぎ教室」に参加させていただきました。
こどもしょうぎ教室 | ・毎週水曜日 15時~18時 ・毎週土曜日 初級者コース 9時~10時半 (体験者も含む) 中・上級者コース 10時~12時 最終水、土曜日は、級認定証の日です。 |
将棋教室 | 第2、4土曜日 13時~17時 (大人向けの教室です。詳細についてはお問い合わせください。) |
広尾駅より徒歩5分、とあるお寺さんで広尾しょうぎ教室は開かれています。
賑やかな広尾商店街を抜けるとそこには静寂の世界が...
中に入るとお子さんの靴がきちんと並んでいます。
畳敷きの室内。 きりっと引き締まった雰囲気の中で、精神も引き締まります。
よろしくお願い致します。(こちら玄関)
この日の生徒さんは男の子8人、女の子6人の計14人。
先生は、カリスマ指導棋士の異名を持つ「飯島篤也先生」
アメとムチの塩梅が抜群です。
最初の30分弱は詰将棋の時間。 棋力に応じて1手、3手、5手、7手~詰めのプリントに挑戦します
2列に並ぶ机の後ろに座る皆さんは上級者さんたち。そりゃ~考える人スタイルにもなってしまいます。
だって解いていらっしゃるのはこちらですもの。
最後の最後までしつこくタケナカがかぶりついていたのは、1手~3手詰問題。まさかの1問目を間違える。
タケナカは頭の中で駒を動かすのがとても下手。そんなヘッポコのために、飯島先生が盤上に並べて解説してくれました。 周りにいたお子さんたちも集まり皆で考えます。 今回、腹金、尻金を新たに教えていただきました。
年齢や棋力、理解度に合わせて教えていただける...まさに将棋の個別指導塾!
そして詰将棋が終わった人から対局開始。
飯島先生が棋力に合わせて手合いをつけてくださいます。
静かな堂内に小気味の良い音が響きます。
タケナカもいざ対局開始。初戦のお相手はKくん(小学3年生) 将棋歴約1年。
よろしくお願い致します。
お子さんと多く対局させて頂いているタケナカ。
だいぶ慣れましたが、やはりKくんも例にもれず早指し、 ぐいぐいぱしぱし攻撃。 序盤から駒をたくさんとられてしまいます...
タケナカの自陣でKくんの角も飛車も絶好調に成っています。 しっかり詰められ、参りました。
ただ、Kくん、終始居玉だったため、 対局後、飯島先生が囲いについての指導をされていました。
勝っても指導をいただけるのはありがたいことです。
続いてはYちゃん(小学3年生)。将棋歴は始めたばかり。
よろしくお願い致します。
...はっ!これは...っ!! お噂はかねがねの「穴熊」に遭遇し、かたまるタケナカ。
確か...端の方を攻め... ぼんやりとした記憶を必死に手繰り寄せましたが、 最後まで思い出せませんでした。
全く攻め方が分からないまま、 とりあえず端歩を突きここから攻めて行こうとしましたが、
時すでに遅し...きれいに負けてしまいました。 参りました。
その後感想戦。飯島先生から穴熊の攻略方法を習います。
対局が終わりましたら、続いては飯島先生との指導対局。今回は平手でお願い致しました。
お願い致します。
タケナカは将棋をすると、もともと狭めの視野がより一層狭くなり、 しょっちゅう突然(タケナカからすると)飛んできた 角や桂馬に大駒を持っていかれてしまうのです。 それを教えてくださっている飯島先生。
将棋を指す際に、背筋を伸ばしてきちんと姿勢を正すのも、 一つは視野を広くもつためでもある。
気をつけます!!
やっと王様を捕まえることができました。王様を一番下まで追いやって、龍王2枚で詰ます、 この手をおぼえてから将棋ウォーズでちょっと勝てるようになりました。
でも実はその前に、こんな両取りチャンスもありました。
視野を広く盤上全てを見渡す...背筋を正して頑張ります!! ありがとうございました!
教室は素敵なお庭に面していますので、 レッスン後、脳みそをクールダウンするのにぴったりです。
・・・甘いものが食べたい。
印象的だったのは、悔しくて「参りました」がなかなか言えなかった男の子。それだけ一生懸命、「負けたくない」という気持ちで指している証拠。 まっすぐひたむきに将棋と向き合っているお子さんがたくさんいました。
その中で、飯島先生もひとりひとりと真摯に向き合い、 時に優しく、時に厳しく、将棋だけでなく礼儀作法もしっかりと指導。 ここでの経験は、大人になっていく上できっと素晴らしい財産として残っていくのだろうなと感じました。
4歳~81歳までの生徒さんが将棋を楽しんでいる「広尾しょうぎ教室」。 ご自身はもちろん、お子さんに将棋を教えてあげたいな、とお思いの親御さんがいらっしゃいましたら、体験参加も可能だそうですので、一度HPをのぞいてみてはいかがでしょうか。
飯島先生、広尾しょうぎ教室の皆さん。ありがとうございました。
ライタータケナカミカ