加藤桃子女王が3連覇した第9期マイナビ女子オープンの女王就位式・祝賀会は7月26日、東京都千代田区「マイナビ本社」で約200人が出席して行われました。
マイナビ杯の授与
就位式は、株式会社マイナビ・中川信行代表取締役社長、日本将棋連盟・谷川浩司会長の主催者挨拶、加藤女王の地元・静岡県支部連合会の青島篤男(とくお)会長の祝辞、マイナビ杯、優勝賞金の授与、就位状の授与、そして加藤女王の謝辞へと進みました。
「このたびはマイナビ様が大山康晴賞を受賞されることになり、本当におめでとうございます。長く女流棋戦を主催してくださり、心からお礼申し上げます。
今回のシリーズは、逆転勝ちがすべてでした。反省点が多く見つかりました。挑戦者の室谷由紀女流二段は努力家で、自分の土俵をたくさん持っている方です。的が絞れない、という理由で局面を深く考えられませんでした。準備が足らなかったです。
福島県郡山市「ホテルハマツ」で行われた第2局は、いいところなく負けましたが、地元の方々にものすごく励ましてもらいました。
第3局は東京都港区のユーチューブスタジオ(「YouTube space Tokyo」)で行われました。この将棋は全世界に発信され、日本以外の多くの方々に将棋を知っていただくきっかけにもなり、とても光栄でした。私も気合が入っておりました。
今回のタイトル防衛は、とても大きな自信になり、うれしかったです。
普段通っている将棋教室では、先輩に時には厳しくしかってもらい、すごく大切にされていると感じることが多かったです。将棋ファンや将棋界以外の方からもお声がけいただき、皆様には感謝しております。
今後はタイトルの防衛戦でも、挑戦者のように挑戦する気持ちを忘れずに進んでいきたいと思います。未熟者ですが、今後ともよろしくお願いいたします」
その後、祝賀会は青野照市・日本将棋連盟専務の乾杯で始まり、加藤女王を囲んで写真撮影をしたり、談笑したり、和やかに進み、株式会社マイナビ出版・滝口直樹代表取締役社長が中締めの挨拶をして盛会のうちに終了しました。
株式会社マイナビ・中川信行代表取締役社長
日本将棋連盟・谷川浩司会長
日本将棋連盟静岡県支部連合会・青島篤男会長
写真左:優勝賞金の授与
写真右:就位状の授与
乾杯の音頭は日本将棋連盟・青野照市専務理事
中締めの挨拶は株式会社マイナビ出版・滝口直樹代表取締役社長
重要無形文化財保持者・三代徳田八十吉作のマイナビ杯
女王就位状
加藤女王を囲んで