「第69回全日本アマチュア将棋名人戦」全国大会【開催報告】

 今年で第69回目を迎える「全日本アマチュア将棋名人戦」が平成27年9月4日(金)~7日(月)に東京都品川区「ゆうぽうと」にて開催されました。
 各地区予選を勝ち抜いた代表選手62名に加え、前回大会優勝者と支部名人を招待した合計64名が「アマ名人」の座を目指し熱戦を繰り広げました。
 競技の模様、結果は下記をご覧ください。

【前夜祭】

4日(金)は前夜祭が催され、全国から集まった代表選手たちがそれぞれ交流を楽しんでいました。

  
写真左:中川大輔日本将棋連盟常務理事
写真中央:津江章二共同通信社囲碁・将棋チーム編集長
写真右:大会審判長・先崎学九段


今大会最年長選手である鹿児島県代表の鮎川哲朗さん(63歳)に乾杯の音頭を取っていただきました


前夜祭の模様


恒例となっている選手自己紹介。抽選で決まったリーグごとに翌日の対局に向けての抱負を語っていただきました。(写真は8組の選手。マイクを手にしているのは支部名人の桶屋郁夫さん)

【大会1日目】

 大会1日目は予選が行われました(予選、決勝トーナメント共に持ち時間は各50分、切れたら一手30秒未満)。


優勝杯返還の模様。 前年度優勝・城間春樹さんより先崎学審判長に優勝杯の返還が行われました


対局の模様


会場は東京都品川区西五反田にある「ゆうぽうと」。1982年に開業、五反田のシンボル的存在であった当館は9月30日をもって33年の歴史に幕を閉じる


桶屋郁夫さん(支部名人)VS城間春樹さん(前名人)


今回最年長選手は鹿児島代表・鮎川哲朗さん(左。63歳)


今回最年少選手は・北海道代表の武沢涼介君(14歳・中学3年)。決勝トーナメント進出と健闘した


決勝トーナメント2回戦、野崎雅敬(徳島)VS長森優作(兵庫)戦は長森さんの勝ち


決勝トーナメント2回戦、稲葉聡(愛知)VS桐山隆(栃木)戦は稲葉さんの勝ち


決勝トーナメント2回戦、中川慧梧(京都)VS小山怜央(岩手)戦は小山さんの勝ち


決勝トーナメント3回戦、小山怜央(岩手)VS長森優作(兵庫)戦は小山さんの勝ち


決勝トーナメント3回戦、稲葉聡(愛知)VS早咲誠和(大分)戦は稲葉さんの勝ち

【大会3日目】


準決勝(1)、横山大樹(北海道)VS稲葉聡(愛知)戦は横山さんの勝ち


準決勝(2)、小山怜央(岩手)VS桶屋郁夫(支部名人)戦は小山さんの勝ち


決勝戦は岩手代表の小山怜央さん(22歳。左)と横山大樹さん(25歳。右)というフレッシュなカードになった


角換わり腰掛け銀の同型から先手の小山さんが仕掛け、激しい攻め合いになった。一進一退の攻防から、小山さんが的確な応手を重ね、97手までで横山さんを投了に追い込み初優勝となった


小山さんは岩手県立大の4年生で昨年の学生名人。岩手県からのアマチュア名人は初めてである


左から津江章二さん(共同通信社編集局 囲碁・将棋チーム編集長)、3位・稲葉聡さん、準優勝・横山大樹さん、優勝・小山怜央さん、3位・桶屋郁夫さん、審判長・先崎学九段

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