渡辺徹さん、つるの剛士さん 将棋親善大使委嘱式レポート

6月29日(日)、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルにて将棋の魅力を広くひろめていただくために将棋愛好家で知られる俳優の渡辺徹さん、つるの剛士さんへ将棋親善大使委嘱状の委嘱式が行われました。青野照市日本将棋連盟専務理事より委嘱状が授与され、また記念品としてピンバッジが贈られました。

     



渡辺徹さん
「子どもの頃には指していませんでした。この世界に入って、時代劇の撮影現場で時間があり、将棋を指すようになったのがきっかけです。将棋を指し始めたら、相手が何を指すのか。自分以外の相手一人のことを、何を考えているのかをこんなに長い時間考えるという作業は、恋愛でもしてないかぎりなかったのに、何をお互い考えているんだろうという無言のコミュニケーションがとれるゲームだなと思いました。テレビ局の楽屋では撮影の合間に出演者やタレントさんと将棋を指したり、地方公演のときはホテルの和室をかりてタイトル戦を体感したりして、途中仲居さんにお菓子を出してもらったり楽しんでいます。これからもますます将棋の魅力を伝えて行けたらと思います」


つるの剛士さん
「25歳の時に移動時間が勿体なくて、将棋ソフトを買いました。そこに詰将棋12問を解いたら初段の認定状をくれるみたいな・・・。芸能界で初段持っている人いないだろうから、やってみようかなとやり始めたのです。本棚も漫画本から将棋本に変わりました。毎日、新宿将棋センターに通うようになって、将棋の魅力にハマっていき、 プロ棋士が将棋盤を挟んで指している姿勢がまた魅力的です。将棋は、潔いこと、礼儀作法、負けた時には負けたとはっきりと言い、どこが悪かったのかなと感想を言う。教育上的にも子どもたちにも(将棋を)やって欲しいと思います。どんどん将棋の面白さを広めていきたいと思っています」


将棋親善大使委嘱式は「女流棋士発足40周年記念パーティー」の中で行われました。
パーティーには、将棋ファン、棋士、関係者など約600人が出席し盛大に開催されました。

席上ペア対局
パーティでは「つるの剛士さん・藤井猛九段ペア」vs「甲斐智美女流王位倉敷藤花・香川愛生女流王将ペア」の席上対局が行われました。渡辺明棋王・王将を初め棋士、女流棋士等が解説をするなか、渡辺徹さんは聞き手として大活躍でした。
 
 

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